地域の課題、設立の背景

 旭川市は地域資源(森林)に囲まれた環境にあり、森林面積の1/4が民有林という状況にある。民有林の山主の多くは、高齢になり、体力の低下や山を持つメリットを感じなくなり、所有していているが自身では手入れなどができずに、放置している、もしくは森林組合などに任せている状態が多く、山主自身が山林の魅力や必要性を感じていない状況にあると考える(独自の聞き取り調査)。

 暮らしの中で、山林についての話が、家族や地域でされていない状況も想定できる。

 しかし、森林で何かしたいワカモノ達をはじめとする様々な人たちもいる。

 彼らの期待と可能性をつぶさないように、民有林を開放することは今の時代に必要なことと考え、お互いに利用・協力していくことも必要である。

 また、第一次産業の中でも林業は市民には閉ざされた世界で、どんな仕事で、どんなことをしているのかという情報がなかなか得られない。

 現状のままでは、相続する世代の人や若者たちが故郷の自然の魅力や文化に触れられない、わからない、知ろうとしない人が増える恐れがあり、山林を所有する意義や責任などを理解する機会が失われてしまう。

 

 こうした課題に取り組むため、1人の山主として、森林整備、自伐型林業の展開、林産物の生産、加工、環境教育、普及啓発等を行うことを目的として設立した。

 林業の現場でも若手不足が懸念されているが、こうしてキコリが手がける森を開放する、キコリが地域や、街中で仕事をする、林産物を届けることで、キコリと地域の自然の魅力を広めるきっかけをつくる。